日本人の真髄(前)
第21回日本心臓リハビリテーション学会総会の特別講演は、あの竹田恒泰氏でした(本当の肩書きを存じません・・・本当の肩書きがよくわからない人にちょっと憧れます。あちこちで才能を発揮するから、「あんたホントは何する人?」となるのでしょうから)。約一時間の話のタイトルは『日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか』・・・まあ、相変わらず口が悪くてロシアや中国や欧米をボロクソに云っていましたが、それでも共感できることも多くて、昼下がりに眠ることなく話を聴くことができました。
昔からの大国ではない日本がなぜこんな経済大国になったか?それも二回も・・・それは日本の豊饒な国土の中で育まれた国民性にあり、子供のころから必ず教えられてきた教育にある。それは良いか悪いかという問題ではなく、単に普遍的な考え方の違い・・・『世のため人のためになるように生きるのが本望である』ということ。欧米的な教育(周りを押し退けてでも成功しろ!成功したら周りを幸せにさせることを考えよ)とは根本が違うのだそうな。
「労働は(世のため人のためになるから)喜びである」という考え方と「労働は罪の償いである」というキリスト教の考え方の違いはいかんともしがたい。『指示されたこと以上のこと』をしてあげようとする日本人、『指示されたことしか』しないようにしている欧米人、『指示したことすら』しない◯◯人(相変わらず発する言葉が辛辣です)に、信頼度や信用度の歴然とした違いが出てきても何ら不思議はない、という竹田氏の論調はたしかに納得できるものではありました。 (つづく)
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