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放置は放置

「わたしは受診したいのだけど、仕事が忙しくて病院に行く時間がないから止むを得ず行けてないのであって、断じて放置していたのではない!それなのに簡単に『放置していた』と云われるのは心外だ」

先日、あるドック受診者の過去の問診記事を読んでいたら、こんな会話のメモを見つけました。健診結果の説明のときに「3年前にも同じ所見で紹介状を出していたのに3年間放置しましたね」と云われたというのです。「コトバ選びは重要だと思われる」と保健師さんの意見まで書いてありました。もしかしたら、そんなことを云ったのは口の悪いわたしだったかもしれないな、とか思いながら読みました。

でもね、云いたいことはわかるけどね、それ、お門違いも甚だしい。そんなこと単なる自分の都合なのであって、放置は放置でしょ。そもそも日本語の使い方を間違っているのです。「受診したい気持ちはあるのだけれど、仕事が忙しくて放置するしかなかった。放置したかったわけじゃないけど、放置せざるを得なかった」と云うのが正式な日本語の使い方です。忙しくて自分の健康の管理すらままならない自分の境遇にイラついていたのかもしれませんが、クレームを云うのはおかしいと思う。でもそれよりも、これを教訓の様に総括した保健師さん・・・傾聴は大事だけれど、本当にそれでいいのだろうか?

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