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戦後80年は来るのか?

~姜尚中の多士済々~悩みの海を漕ぎ渡れ~

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お迎えするのは、作家の青来有一さん。2001年に『聖水』で芥川賞、2007年に『爆心』で伊藤整文学賞、谷崎潤一郎賞を受賞するなど長崎に根ざした作品を書き続けている青来さん。戦後70年という節目の年の8月9日。戦争とは何か、人間とは何か? 共に考えましょう。
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長崎原爆の日である日曜日の早朝に山越えの長距離運転をする羽目になり、カーラジオで初めてこの番組を聴きました。山の中で時々雑音で聴き取れないところもありましたが、所々に深くココロに染み入る会話がありました。忘れたことも多いですが、聴きながら思ったことを書いてみます。

⚫︎『悪』が脳を発達させた・・・たしかに、『悪』は人間界にだけある概念です。動物たちは、獲物を取るために騙すことはあっても『悪いこと』はしない、というかその概念がない。もともと『善悪』という概念すらなかったはずです。『悪いことをしよう』と考えるようになることで知性が生み出され、脳を劇的に発達させたのだろうこと、想像できます。

⚫︎その土地に移り住んで、その土地を語るためには、その土地に住む精霊たちに認めてもらわなければならない・・・何か、微妙に違うかもしれませんが、わたしもこの『精霊信仰』が好きです。人間のコミュニティだって精霊が造らしめた小宇宙であって、町の人がよそ者扱いするかどうかを決めるのは、ヒトではなく精霊たちなのだと思います。

⚫︎今年は『戦後70年』、果たして『戦後80年』を迎えることができるのか?・・・最後に〆のように語ったこの言葉が重いです。『戦後』とは第二次世界大戦(最後の戦争)後のこと。『戦後80年』があるということは、新しい『戦後』が始まることなく、あと10年は戦争に加担せずに曲がりなりにも平和が維持されたということです。さらに人類自体が絶滅していないことにもなります。キナ臭い安保・憲法改定問題が杞憂に終わり、さらに地球温暖化の流れを食い止められなければ、『戦後80年』を迎えられるのは夢のまた夢。そしてそれは、すぐそこなのです。

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