夏の落ち葉
落ち葉は、秋冬だけでなく夏も多いので、毎朝のように玄関先を掃いています。
まだ誰も通らない朝早くの路地。
額に汗を少しだけにじませて、きれいになった玄関先を眺めながら満足するわたし。
その何もなくなった道路を見ながら思うのです。「これだけ汗水たらして掃除したけれど、きっと初めて通るヒトは何も思わないのだろうな。落ち葉だらけの道を知っているヒトは『あ、きれになってる』と思ってくれるけれど、初めを知らないヒトにとってはただの道だもんな」・・・いや、自分の努力を認めてもらいたいという感覚ではなく、こういうことは世の中にたくさんあるのだろうな、と思うわけです。
何かを未然に防ごうとするとき、それに気づいたヒトがさっと行動する組織では、何事もなかったように粛々と日々が通り過ぎます。チリひとつない施設というのは、落ちているチリを気付いたヒトがすぐに拾うからできあがっている。それを特別なこととして褒める次元を通り越して、当たり前という共通認識にしてしまえるのがオトナの組織。
『予防医療』というのも、きっとそんな概念の中にあるのが理想なんだろうな。なんてなことを思っているうちに、またはらはらと新しい葉っぱが落ちてきました。
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