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腸内細菌叢と歯周病

先日、送られてきたニュースレターのタイトルは、『腸内細菌叢と歯周病』。歯周病がメタボリックシンドロームの引き金になる、という話を聞いたことがありますか? 歯周病があると歯周病由来の細菌が直接冠動脈を侵して心筋梗塞を起こしやすいというはなしなら、10年以上前に某歯科医から教えてもらったことがありますが。

そして、今の旬は何でも腸内細菌叢です。免疫の影響は昔から研究されてきていますが、さらに生活習慣病、メタボリックシンドローム、そしてがんの原因にも腸内細菌叢。そこに歯周病が絡んできました。

新潟大学大学院医歯学総合研究科 山崎和久先生の報告によると、歯周病病原菌であるジンジバリス菌を飲み込むと胃を通過して生きたまま腸に達し、腸管の上皮 細胞同士を結び付けているタイトジャンクションと呼ばれる部分に障害を生じさせ、その結果腸内細菌が産生する毒素(エンドトキシン)が体内に入り込み、血中の毒素レベルが上昇することで血流を介して全身に軽微な炎症を引き起こし続けるそうです。さらに、ジンジバリス菌を口腔投与すると、大腸および小腸のリンパ球が増加し、腸管での免疫応答に影響を及ぼしていることも分かったそうです。歯周病、腸内細菌、メタボ・・・意外な三者の関係、覚えておいて損はないと思います。

『歯周病は、ブラッシングによりプラークコントロールを行うとともに、適切な歯科治療を行うことが重要ですが、ビフィズス菌などの有用菌を積極的に摂取 し、腸内環境を日々整えることでより治療効果が高まるのではないかと考えられます』というまとめ方は、さすがサプリ系のメルマガだ!と感心もしました。

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