やっぱりこわいジェネリック神話
ジェネリック薬の厚生労働省の攻勢はとどまるところを知りませんしテレビCMを見ない日がありませんが、現場の医師たちも、そして処方を受ける患者さんたちも、「何か、ちがう?」ということを実感しているのが事実だと思います。何ら問題なく調子が良い場合はそれでいいですが、「クスリが替わってから効かない」と感じたら、きちんと主張してください。それは気のせいでもなんでもありません。たしかに値段は安いですが、「安かろう悪かろう」ではいけません。クスリなのですから、効かないのは飲まないより悪い!
先日、m3.comで医師へのアンケート特集が連載されていましたが、「薬効が先発品と違うことがある」と答えた医師が56%に及んでいました。「薬効が安定しない」「効果のデータがない」はまだわかるけれど、「安定供給されない」「卸やメーカーがまともに対応してくれない」の類はもっての外・・・相手はクスリなのです。世界でもトップクラスの国である日本のクスリなのです。これで良いはずがありません。先発品とジェネリック品の薬価以外の違いは、国や行政の役人はもちろんのこと、医者にも薬剤師にも実際は分かっていません。実際に使ってみたことのある医師には実感として分かりますけど、勤務医はそれを否定することすらできません。
患者さんたちの叫びだけが頼りなのです。
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