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前立腺がんの予防

欧米型の食事スタイルが男性の前立腺がんリスクを上昇させる

前立腺がんは日本よりはるかに欧米に多いがんで、その原因に、加工肉や赤身肉、脂肪分の多い乳製品、糖分、精製された穀類などの加工食品など、いわゆる『欧米型の食事スタイル』が関与していることは周知の事実です。今回、メルマガに紹介された論文はハーバード公衆衛生大学院の研究チームが行った医療従事者を対象とした大規模調査「Physicians' Health Study」の分析結果です。

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追跡期間中に333人が死亡し、うち17%(56人)が前立腺がんが原因だった。高齢で発症した男性で死亡率が高かった。解析した結果、欧米型の食事スタイルが中心だった男性は、前立腺がんで死亡する確率が2.5倍、全体的な死亡リスクも67%上昇することが判明した。一方、「より健康的な食事スタイル」をもつ男性は死亡リスクが36%低下することが明らかになった。
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そして、がん生存率が高い人に共通する条件:①動物性脂肪の摂取量が少ない、②アルコールの摂取量が少ない、③たばこを吸わない、④カルシウムとビタミンDを十分にとっているを考慮すると、食事スタイルを改善させれば死亡リスクを軽減させられる可能性が高い、と締めくくられています。

まあ、油こってりの高カロリー食とファストフードで酒飲みながら喫煙する生活が、良いとは誰も思っていないわけですが、せっかく「より健康的な食事スタイル」(①野菜や果物、②魚、③赤身肉や加工肉を避ける、④全粒穀類、⑤不飽和脂肪酸、⑥豆類や大豆類)が伝統的な食文化だった日本人が、欧米に憧れて換えてしまったがために増えているがんの代表が前立腺がんなのだとしたら、毎年PSAを測って一喜一憂するより、食事の嗜好を変えてみる努力をした方が断然得だな、と思いました。

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