瓶ビールと缶ビール
「○○さんは晩酌に毎晩ビール大瓶一本飲むらしいんですよね。これを500ccに減らせないかと提案してみようと思うんですけど、どう思います?」
先日、うちの人間ドック受診者の事前カンファレンスで担当保健師さんがそんなことを云いました。「500ccの瓶とかあるの?」と聞いたら、「缶ならあります」と。
飲まない人にはわからないかもしれませんが、瓶ビールと缶ビールはまったく別物ですよ。味が違うんです。どうせどれも同じエチルアルコールでしょ、なんて云わないでください。以前はわたしも同じだと思っていましたが、 瓶ビールの味の旨さが最近わかるようになってきました。瓶のリサイクルなどが面倒くさいから缶を買いますけど、ホントは瓶ビールを毎晩飲んでいたいと密かに思っているのです。
栄養指導とか保健指導とかではこういう単なる計算だけがまかり通ります。お酒はアルコール量換算で単に『ビールならどれくらい』 という指導だけで、瓶缶の違いや生かどうかとか地ビールだとか、そういうこと気にもしません。せいぜいビールと発泡酒は味が違うらしいことくらいでしょうか。ちょうど、ジェネリックがオリジナルの薬と必ずしも同じ性能ではないのに、すべて同じものとして評価されるのに似ています。もっとも、あまりこんな話題に深入りしすぎると、「こいつ、呑んべだな」とバレてしまうので、ほどほどにしときましょ。
ちなみに、くだんの受診者男性。ここ3年で一番良い健診結果でした。休肝日なしとはいえ晩酌の瓶ビール一本くらい大目にみてくださいよ。
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