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『はかる』

先日、会議の資料を読んでいました。日ごろは会議の資料は極力サラッとしか読まないように心がけているのですが、今回は会議の司会担当だったので止むを得ず隅々まで読んでしまいました。案の定、どうしても容認できない文字の間違いを見つけ出してしまいました。

ある委員会の規約の条項の中に、『・・・経営会議に図って承認を得る』なる文章が。「この『はかる』という漢字は、『図』ではなくて『諮』ではないの?」と担当者に伝えました。『図る』では「企てる、工夫して努力する、うまく処理する、取り計らう、試みる」などの意味になってしまい、「相談する、他人の意見を聞く」という『諮問』の意味なら『諮る』であるべき。この文章の下りは明らかに後者です。この部分はおそらく他のすべての規約にもあり、コピペによっておそらくすべて同じ漢字が使われているでしょう。こんな大きな組織の正式文書がこんな初歩的な間違いを公然とやらかしていて良いものか?

と、息巻いていたら、スタッフの一人がスマホを持って寄って来ました。「これで検索したら『図る』て書いてますよ。というかこの漢字しか出てきませんし」と口を尖らせて 。それがどうかしたのかい? それしか出ないというのは、そのスマホの辞書機能が劣悪なだけでしょ。『諮』という漢字が常用漢字ではなくて一般に使われないから『図』で代用してもよい、という決め事がどこかになされているとしたら、国語辞典か広辞苑レベルで確認してもらわないと。最近は、すぐにパソコン検索をします。国語辞典や広辞苑の抜粋が簡単に出てきますし、一般的なワープロ系の辞書であれば漢字候補がいくつも並んで各々の意味と使い方が詳細に書かれていますから、アナログの紙辞書を繰らないのはけしからん!とは云いません。ただ、打ち込んだ文節に対して自動変換した文字を盲目的に信じ込んでいては元も子もない。特にスマホの辞書は稚拙だと感じています。「何でこの程度の漢字が出てこないの?」と思うことは日常茶飯事。「あれはどんな字だったっけ」と思ってスマホを使う時は、ワープロの辞書ではなく、インターネットの検索機能で探した上で、複数のページが同じことを書いてあることを確認して使用することをお勧めします。そうでないと、とんだ赤っ恥をかく羽目になるやもしれません。

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