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喫煙リスクの影響

<喫煙によるリスクは世代を超える?>

医療ニュースm3.comに配信されたHealthDay Newsの記事にこんなタイトルのニュースが出ていました。無断転用禁止の記事なので詳しいことは書けませんが、妊娠中に喫煙していた母親から生まれた女性が生んだ子どもは、たとえ自分(子どもの母親)が喫煙していなくても喘息リスクが有意に高くなる、つまり喫煙の影響が世代を超えて遺伝する可能性がある、という主旨の発表です。

似たような話はすでに10年くらい前の『経皮毒』のセミナーで聞いたことがあります。石鹸や毛染めやあるいはシャンプー・リンスなどの有害成分によってアトピーになったりする体質が、自分の子どもに発現しなくて生まれたばかりの孫に現れることがある、とかいう話ではなかったかと思います。

これらの話題は、以前ここで肥満遺伝子について受け売りで書いたエピジェネティックスの考え方の延長上にありそうです。生まれたときから宿命的に背負わされる体質が、先祖代々の由緒正しい体質だけでなく、自分を生んでくれた母親やその母親を生んだ祖母の生活態度にかかってくるとなると、それはまさしく親としての使命であることを、若い女性たちからもっともっと重く受け止めてほしいと思うばかりです。

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