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読んでもらえる文章

飛行機の機内誌について、昨日に続いて書いてみます。

リズムがあってぐいぐい読んで行けるエッセイがある一方で、最初は興味を持って読み始めるけれど、妙に冗長で、途中から読みやめてしまう文章もあります。もともと本格的な小説やエッセイは一番伝えたいことは最後の最後に集まっています。『起承転結』は文章の正道ですから、高々数ページの文章を最後まで読まないと文章の良し悪しはわからないのでしょう。でも、疲れてしまうのです。

読まれようが読まれまいが自分が書きたいから長く書ているんだという、たとえばfacebookなどの投稿やわたしのようなブログは自己満足なのだから別に最後まで読んでもらえなくても良いけれど、こういう雑誌の文章は決められた長さと内容で依頼を受けたから書いているわけでしょう。本屋で自らの意思で買った本ではなく、もともと興味がある人だけ読んでもらえれば良いような暇つぶし本のエッセイではありますし、これで自分の名前を売ってやろうと目論む人もそう多くはありますまい。それでも、書く以上は自分の興味を不特定多数の老若男女に読んでもらおうと、それなりにがんばって筆を取るのです。最初から徒労に終わるかもしれないと思いながら書くものではありません。以前はわたしも定期的に依頼を受けて短いエッセイを投稿していましたから、その感覚はよくわかります。そうなると、わたしが途中で読むのを放棄してパラパラっとページをめくっている姿を見たら、この上なく落胆するだろうな、とか思ってみたり。

何を書きたかったのかわからなくなってきました。わたしのような疲れた老眼オヤジでも食いついていけるような文章は何に気をつけたら書けるのだろうか、と思いながら機内誌を閉じた次第です。

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