あははは
HealthDayジャパンからの医療情報を読んでいたら、つい笑ってしまいました。
「アメリカで蔓延した肥満の直接の原因はファストフードや菓子、炭酸飲料などばかり食べるからではなく、それらをたくさん食べすぎているからだ」という報告。当たり前だわ、そんなこと。でも、ファストフードや菓子や炭酸飲料は、一旦口にしたらなくなるまで食い続けるように悪魔のスパイスがまぶされているのですよ。そんな悪魔からの贈り物を少量で止められるようなやつに肥満者なんかいるもんか。だから、報告そのものが無意味じゃないかしらねえ。
<肥満者で炭水化物摂取量と糖尿病リスクが関連――日本人男性で検討>
「肥満男性が炭水化物を食いすぎると糖尿病になりやすいが、肥満ではない男性が食べても糖尿病にはならない」という金沢医科大学公衆衛生学教室からの報告。肥満者にはもともとインスリン抵抗性があるから、炭水化物が食後高血糖・高インスリン血症をもたらしやすいということ。ダイエットのために炭水化物制限すると簡単にやせられるのも、もともと太っているからなのではありますまいか。
腸内細菌叢(腸内フローラ)が健全であるためには炭水化物が必須で、最近はダイエットやメタボ予防の目的でタンパク質優先の欧米型食事をする日本人が増えたために、アレルギーやがんや生活習慣病が増えているというデータも出される時代になりました。炭水化物をスケープゴートのようにひとり悪者にする時代は、そろそろ終焉ではないでしょうか。
| 固定リンク
« 睡眠時間と糖尿病 | トップページ | 変える勇気 »
「心と体」カテゴリの記事
- 男は炭水化物、女は脂肪!(2023.11.30)
- 『かるしお』(2023.11.28)
- アルコール濃度(2023.11.27)
- 高齢ドライバー(2023.11.23)
コメント