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『宴会効果』

先月末に行われた第4回日本ポジティブサイコロジー医学会学術集会に参加してきました。予防医療の究極はアンチエイジングであり、病気にならないことが人生の目標ではなく、人生をポジティブに生きる『ゴキゲン』である、という思い・・・そんな初めて参加した学会でたくさんの感動をいただきましたので、少しだけご紹介します。

国立がんセンターの津金昌一郎先生のお話(『心理社会的要因と健康長寿』)では、多目的コホート研究からいろいろな要因と病気の発症リスクの関係を解説されました。その中で、わたしがショックを受けて走り書きのメモに三重丸を付けてしまったのは、『宴会効果』。

●『タイプA行動パターン』・・・これは心筋梗塞になりやすいパターンとして有名です。怒りやすくてせっかちで攻撃的で大声でいつも何かをやっているタイプ~若いころのわたしは典型的なこのパターンでしたが、今回改めて自己採点してみたらタイプB(タイプAの反対のタイプ)に変わっていました。その変化に喜んでいたら、どうも日本人のタイプA行動パターンにはあまり心筋梗塞になりやすい傾向はないらしい。それどころか、むしろタイプBの方が心筋梗塞になりやすいという。 タイプAは周りを気にすることなくいつも友人や仲間と楽しんで生きているけれど、タイプBは独りでうちにこもって鬱々とストレスを溜めるヒトが多い、というのが日本人の特徴だというのです。
●『社会的な支え』・・・これは自殺や脳卒中、大腸がんリスクに関与しますが、これと飲酒との関連が面白い。飲酒自体は飲み過ぎると脳卒中リスクを上昇させるが、社会的な支えがある人は酒をたくさん飲んでもリスク上昇がないのですって。

つまり日本人は、たとえば一週間の酒量が同じだとしたら、独りで家で毎晩チビチビ飲むのが好きなヒトより週1、2回仲間とワイワイ楽しい酒を飲むヒトの方が生活習慣病リスクが低くなる、ということ。これが『宴会効果』なわけです。はい、わたしのパターンは明らかに前者です(泣)

ちなみに、こういう研究で行うアンケート調査において”アンケートに回答しないヒト”は、自殺リスクが有意に高いのだそうです。

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