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立っておけばいいらしい。

「通勤電車で吊革につかまっているだけで血糖値が下がる」ということでしょうか。という書き出しで配信されてきたMedical Tribuneのメルマガは、山田悟氏のドクターズアイ<立っているだけで血糖が低下!>の記事の紹介でした。

英国レスター大学から米国糖尿病学会誌に報告された研究の解説です。これは「じっとしていることを減らせば血糖管理は改善できるのではないか」という検証研究で、閉経後の2型糖尿病リスクのある女性を対象に、7.5時間の完全坐位群、30分ごとに5分間立位保持(合計60分立位)群、30分ごとに5分間軽いトレッドミル歩行(合計60分歩行)群で比較したものです。それによると、血糖が坐位+立位群で34%、坐位+歩行群で28%減少しており、インスリン量も各々20%、37%の減少を認めました。さらに2日目には全員が坐位をしたのにやはり後者2群で血糖改善効果が残っていたのだそうです。つまり、血糖改善効果はただ立っているだけで、それも30分ごとに5分ずつ立つだけで十分得られるということとともに、別に歩かなくても立っていれば効果は同等、わざわざしたくもない散歩や買い物や歩行通勤をしなくても、立ってテレビを見て、立って本を読めば十分だということを示しています。

かなり以前、アメリカの女性を対象とした研究でも、糖尿病の主婦に日常生活でソファに座らせないようにしただけで血糖値が著明に改善した、という報告を教えてもらった記憶があります。最近は立ち飲みカフェや立ち食いステーキハウスなどが人気ですから、待合室が少ない都会の電車の駅や新幹線駅などは国民の健康維持に一役買っていると自慢してもいいのかもしれません。 まあ、それでなくてもじっとしていないわたしのような多動児には得られることの少ない情報でしたし、できるだけ動きたくない糖尿病患者さんは「その5分ができないのよ」と云うだろうな、と思ったりしましたけれど。

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