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フィッシュオイルの効用

ヘルシーパス社から定期的に情報が提供されてきますが、2015.12.25号はフィッシュオイル(魚油)の有効性に関する最新情報が書かれていました。ちょっと面白かったのでご紹介します。

日本人は基本的によほど避けて通らない限りは魚を食べると思うのですが、最近の若い方々は魚キライなお父さんお母さんの影響で、意図しない限りまったく口にしないヒトも多いのかもしれません。フィッシュオイル(魚油)というコトバは知らなくても、動脈硬化予防や”アタマが良くなる”という効果、あるいはサプリのCMなどでEPAやDHAというコトバは知っているでしょう。医薬品であるエパデール(椎間板ヘルニアの症状改善のためにわたしもたまに服用しますが)は、本来は脂質異常症の治療薬で、LDLコレステロールと中性脂肪を減少させてHDLコレステロールを増加させる効果があります。それに加えてここで紹介されていたのは、体脂肪の燃焼効果(褐色脂肪の増加を促す作用)、抗炎症作用(腸内細菌叢に作用して炎症を抑える)、アレルギー抑制作用(腸管上皮にEPAの代謝産物が増加して腸管アレルギーを抑える)、および抗ストレス作用(特に女性のPTSD患者に有効でDHAが海馬の神経新生を促して海馬から恐怖記憶を消失させるという機序)などです。

こんな素晴らしい効果が魚には備わっているのだから、もっと日頃から魚を食べましょうよ!と云いたいところですが、これで魚嫌いになった子どもたちが魚を食べるようになるとは思えないし、魚嫌いな大人はせいぜいサプリに走るのでしょうか。逆に、サプリメーカーや薬品会社はこんな効用を強調する材料にするかもしれません。

肉よりも魚、白身魚より青身魚が好きなわたしにしてくれた両親に感謝感謝です。

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