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プロブレムリスト

わたしたちの施設では、常連の受診者の方(会員)に対して前もって医師と保健師などが揃って健診データの分析をして、情報共有(保健相談時に云い方が食い違わないように)することになっています。コンピュータ上のデータ入力画面にプロブレムとして羅列するように作られているのですが、保健師さんが前もって書き込んでいるプロブレムリストを眺めながら、何かちょっと気に入りません。

そこには、問題点ばかりが書かれているのです。悪いところばかり探してケチをつけている感じ。いや、プロブレムリストなのだから問題点を書くのが当たり前でしょ?と云うのは分かります。実際、病院のカルテに書くプロブレムリストには問題点とその解決に向けてのプランが事細かに書かれています。それに準じて健診や人間ドックのプロブレムリストができたのでしょう。

病院には調子が悪かったり病気になったりしたヒトがそれを検査したり治したりするために来るのだからそれでいいでしょうけれど、健診や人間ドックは自分が健康であることを確認してこれからどんな生活をするのがいいかアドバイスを受ける場なのだから、病院と同じ考え方ではいかんやろ!と思うのです。問題点ばかり無理やり見つけ出して修正を促す、異常がないと「することがない」とボヤくのでは、完全に『負の管理』です。『前向きの予防』には全然そぐわない動きだと思います。「良くて当たり前、悪いことは粛々と修正すべし」という、まるで日本帝国の武士道みたいな空気感ではなく、がんばって良くなったことはプロブレムリストの一番前に並べて皆で讃える姿勢こそが、予防医療のあるべき姿なのではありますまいか。

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