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せいのつくもの

若くしてガンから生還してきた女性が受診されました。「とかく大病を患うと、周りも本人もつい精の付くものを摂ろうとしてしまいますから、気を付けてくださいね」・・・少し脂肪肝気味になって血糖が上がり気味な彼女に対して、例によってわたしはそんなはなしをしました。そうしたら、「そうなんですよ、親が『食べろ、食べろ』とうるさいんですよ」と彼女は小さく微笑みました。

くどいようですが、ガンなどの大病や感染症などを患った方々が免疫力や抵抗力を高めるために注意すべきことは、熱量になるカロリーの高い食べ物を大量に摂ることではなく、心身を休めることに尽きます。ひとことで云えば、食べるより眠ること。せっかく臓器を休めたいのに、モノを食えば消化させなければならず、休むべき臓器は日夜働かなければなりません。上昇した血糖を下げるためにインスリンがムダに働けば、細胞修復のために働くべき成長ホルモンが分泌されず、癒されるべき臓器や細胞が休みを返上して働かざるを得なくなります。まさしく、”本末転倒”なのです。

「イヌやネコだったら、回復させるために『2、3日は絶食』と指示される状態ですからね」というと、みなさん必ず苦笑い。でも、一般常識をはるかに超えたストレスを受けた細胞が回復するには、それほどの休養が必要なのだということを、もっと分かってほしいと思います。

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