かくれガッツ
生活習慣病克服のために、わたしが実行し、受診者のみなさんにも勧めているのが『かくれガッツ』。
自分なりに生活の見直しをして自分なりに頑張っているのだけれど、年一回の健診結果は今ひとつ良くならない。先生からも保健師からも「まだまだ努力が足りない」「やったうちに入らない」と云われて打ちひしがれている人、たくさんいるでしょ? ゴルフで、ヘタはヘタなりに練習を繰り返し、バンカーが一度でリカバリーできたとか初めてパーが取れたとか大はしゃぎしていたら、「で、結局スコアはいくつだったの?」と云われ、「まだまだだねえ」と鼻で笑われて凹んでしまう状況によく似ています。
そんな雑音にへこたれることはありません。いつも挫折していた自分が今回は続けられたのだから自分を素直に褒めてやって、「日々の空腹感が楽しみになってきた自分」「毎日動かずにはおれなくなってしまった自分」の生活態度の変化に対して「よっしゃー。すごいぞ、オレ!」「オレ、頑張ってるな〜」と拳を握りしめてガッツポーズしてください。自分で頑張っている感を噛み締めないと誰も褒めてはくれないからという意味もないわけではありませんが、別に更なる修行の上積みを考えなくても、自褒めできる毎日が続けられるならば、ホメオスターシスを盾に抵抗している自分のカラダがそのうち勝手に折れてくれるはずです。
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