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激しい運動は減量のアイテムにあらず

CareNetから配信されてきたMedscapeの翻訳記事が面白い。

Tough Workouts 'May Not Lead to Weight Loss'(激しい運動をしても減量につながらないかもしれない)

要するに、「たくさん運動をすればするほど体重減少に役立つわけではない」ということ。こんなことは、わたしも今まで何度もここに書いてきたはなしです(まあ、研究成果でないわたしの意見はただの戯言でしたが)。

『より長くジョギングをしたり、ジムでより多く汗を流すことで、体が高い活動レベルに適応し、それ以上のカロリー消費を抑えてしまう可能性を示唆している。』
『本研究で示された結果は、減量や体重維持を図るならば運動は食事療法と一緒に行うべきだ、ということをあらためて認識させるものになるだろう』

軽度や中等度の運動はたしかにエネルギーをたくさん消費するけれども、過度の運動をしてもエネルギー消費はあまり増えないらしい。人体が、『追加のカロリーを消費せずにより高い身体的要求に適応している』メカニズムの究明はまだできていないとのことですが、身体活動はどれだけ強くてもやり続けていくうちに必ずプラトーに達するのは当たり前のこと。そうでなければ動物は動いている限り必ず絶滅することになるはずですから。むかし近くの自転車屋のオヤジさんが、「ダイエットなんかしなくても毎日20km自転車で走っていればどれだけたくさん食べても絶対に太らないんだ!」と息巻いていましたが、その運動量に対してもっと少なくしか食わなくても大量に食っても、一定線でプラトーになるはずで、そうでなかったら病気です。まあ、とにかく少なくとも人間のカラダ、計算式通りにはいかないと思って間違いない(他の動物たちは、理屈で生活してないから皆大丈夫)。

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