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職員健診

毎年、この時期はうちの職員健診が行われます。個人情報の坩堝ですから、必要のないものには手を出さない良識。でも、診察を担当すると問診票の内容くらいは確認せざるをえません。だからむかしは治療中の病気や既往症を書かない職員もちらほらいましたが、おそらく今はきちんと書き込んでくれていると思います。

もう30年近く働いていると旧知の職員も多く、久しぶりに会った彼らの問診票で近年大病を患ったり手術を受けたりした事実を知って、「ああそうだったのか。前に見かけた姿が妙に元気が無くてやせ細った印象だったのは、これのせいだったのか」とか思うことがあります。むかしはキャピキャピの元気の良いお嬢さんだったAさんが、もうこういう病気になる世代になったのねとか、あの頃は新進気鋭の若手医師だったB先生が割腹良くなったと思ったらこんなことがあったのねとか、年月の流れを感じながらも結果として元気な姿に戻れて良かったなと安堵。

大きな施設ですので、年に一人や二人は毎年のように健診で大きな病気が見つかります。即刻手術を受けるしかない方も少なくありません。それでも皆が元気に生還しその後も元気に働いておられるのは、ひとえに職員健診による早期発見のおかげです。労安法の簡単な検査だけしかしない大学や公立病院と違い、うちは一定年齢以上の職員には日帰り人間ドックレベルの健診を受けさせています。有難いことだと思います。以前と違って最近は結婚後も長く働く女性職員も多くなりました。皆が皆、徐々に歳をとりながらもハードに働いておられます。もしかして、最近大病を患う職員が増えてきたのは、単に平均年齢が上がったからではなく、高齢になるまでハードな仕事を強いられてきた結末だということはないでしょうね。わたしが元気でいられるのは、いい頃合いで救急現場から身を引くことができたらなのかもしれません。

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