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トピックス勢揃い

4月に東京で日本内科学会総会・講演会が行われます。先日、その抄録集が届きました。他の学会が集中していて留守番をしなければならないわたしは残念ながら学会参加はできません。だから抄録集の目次を見ていたら、シンポジウムに目が止まりました。

1.睡眠関連障害と全身性疾患をめぐって
2.腸内細菌と疾患
3.内科学の新たな視点における病態の理解〜epigeneticsから臓器連関まで

なんということでしょう。これからの生活習慣病を語る上で避けては通れないトピックスが物の見事に集められています。

「睡眠時には内分泌機能や免疫機能は生理的にもダイナミックに変動する」「睡眠不足は免疫機能の変調をもたらし、炎症を惹起する」(岡村均ら)
「眠気とは一体何なのか、また、そもそもなぜ睡眠が必要なのかなど、睡眠学の基本課題は全く明らかになっていない」(柳沢正史)
「腸内フローラは我々に外装された「臓器」とみなせる」「腸内フローラの在り様はamphybiosisと称される。太古からともに生きてきたピロリ菌が消化性潰瘍、胃癌発症に関わる一方、逆流性食道炎、食道腺癌には抑制的に働く事実はそのことを端的に物語っている」(伊藤裕ら)
「これまで人類にとって家来のような存在であった腸内細菌が、実は人類の健康を保持するための司令塔である」「現代人は人類にとって大切なパートナーである腸内細菌を失ったのかもしれない」(金井隆典ら)

「そうれみろ、やっぱりわたしの云ってきた通りだろ!」とほくそ笑む一方で、直接聴講できないのが残念でたまりません。

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