指図はされたくないのよ
突然妻が悲鳴をあげました。右ひじと右手首〜小指側に強い神経痛が生じたようです。神経の痛みなのでなかなか軽くなりません。顔が苦悶様です。もともと胸郭出口症候群を持病に持つ彼女、被災の後何かと重いものを抱えたり腕を上げたりせざるをえなかった影響だということは容易に想像できます。たまたまその場にいた彼女の友人Nが、すかさず「これを当てると良くなるよ」と筋痛症治療用の電磁波治療器を貸してくれました。云われるままに当てはしたけど、もともと信用していない妻は一度使ったら「ありがと」と云いながら返してしまいました。「それは上から来ている痛みだから消炎鎮痛剤飲まないと軽くならないんじゃないの」というわたしの助言にも気が乗らない様子で、結局手首と肘に湿布剤を貼って、「あー軽くなった」と。
友人Nとわたしは各々に苦笑い。 そんな友人Nは慢性的に膝を痛めていて、そのために治療器を当てて対処しているわけですが、彼女もまた他人の助言は聞き流す。消炎鎮痛剤はその場しのぎの対処法でしかないからという理由で手を出さない。「こんな運動をしたら軽くなったよ」「テレビでこんなことすると良いって云ってたよ」と妻が助言するけど、「そんなんじゃこの膝は治らないと思うよ」と反論。自分のやり方を主張します。
かく云うわたしはというと、高血圧。「お酒の量を控えたら良いんじゃないの」「そのお菓子は塩分が多すぎだよ」という妻の苦言は「そうね」と答えながら耳栓状態。「内服はしているし、夜更かししなくなったし、運動はしているし、これでダメなら内服を増やすよ」と云い訳。
ま、結局、この歳になると、みんな『自分のやり方にいちいち指図はされたくないのよ』というのが本心の様です。
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