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腹いっぱいの作り方(前)

「わたしは腹いっぱいにならんと満足できんタイプだから」

むかしから、生活習慣病に対する食事療法の話題になると、必ず返ってくる逃げ口上。この話題もここに何度も書いてきましたが、このコトバはもう聞き飽きたのでわたしのココロを全く揺らせません。もともとこの発想は、「食事は腹八分目が一番いい」が健康キーワードとしてまことしやかに広まってしまったのが大きな間違いだと思います。「腹が減っても腹八分目でガマンしろ!」なんて誰も云ってません。「腹一杯食べると命取りです!」とも云ってません。「食べる量が多すぎるヒトは自分の適正量を知って、その量を摂りましょう」と云いたいわけです。「それは同じことでしょ!」と思うから食い違いが始まる。こういうことは理屈ではなくて感覚なので、慣れてしまえばそれで良い。

例えば、とても少食の人がいますが、それはお腹は空いているけどガマンしているのではなく、彼らは彼らなりに腹いっぱいになったから食べるのをやめるのです。少なかったら腹いっぱいにならないと思い込んでいるけれど、胃袋の中にいつまでも残っていれば腹は空かないわけだから、今食べている量を半分にしても、それを1ヶ月続けていればちゃんと腹いっぱいになる食べ方は身につきます。食べたくもないキャベツで腹を満たしてから食うとか考えるからすぐに飽きてしまう。好きなものが山盛り並んでいるのと半分しか並んでいないのと、どっちが嬉しいか、どっちが美味しいか。まあ、経験してない人にはピンとこないかもしれないけれど、その場で全部食べてしまわなければならないのであれば、明らかに後者に軍配が上がります。それが、わたしが実際に試してみた結論です。

<腹いっぱいの作り方>
      眠くなったら寝る
      食べたくなったら食べる
      食べたくなくなったらやめる
      それが動物の本能であり、本望だから。

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