日常に戻る(前)
まだ夜中に突然揺れるので、心身ともに休まりませんが、それでも大筋で日常を取り戻しつつあります。また予防医療の世界に戻ろうとする中で、何かしっくりこないものがあります。メタボ予防、生活習慣病予防、がん予防・・・どれもが、この未曾有の大天災に見舞われた今現在において、本当にどこまで必要なことなのか?ということ。
震度7の2度の大揺れに右往左往し、取るものもとりあえず避難して飲むものも食べるものも確保することに必死という状況では、食事バランスがどうのこうのと考える必要もなければ余裕もないのは当たり前。このときにわかったことは、水と炭水化物だけでは絶対にやせるということ。そしてタンパク質を食わないとみるみる筋肉がなくなり、脂肪を摂らないとエネルギーが足りずに階段を上るのもままならないほどに疲労感が増すということ。日ごろ食べたいとも思わないものが無性に食べたくなって、大好きだったものがそう食べたいとは思わなくなるということ。それはそれで良いのです。
問題は、その後。食料がほどほどに手に入るようになり、生活が動き始めるようになるこの時期、それどころじゃないよと手に入るお菓子やカップ麺を貪り食ってきた生活に区切りをつける日をいつに持っていくべきなのか? 生活は元に戻らないのに社会は動き始め、非日常と日常の混在する状態はまだ何ヶ月も続くでしょう。「それ、今じゃなきゃいけないの?」と拒絶するアタマと「いつまでこんなこと続ける気?」と反発し始めるカラダと・・・私たちが介入する上で、どう指導したら良いものか? 『今は自然にカラダが求めるのに従っておけば良い』ということでいいのかしら? あれだけこだわっていた10000歩なんて、もう10日以上達成できていません。「どうでもいいや」と思う自分自身を説得できないでいます。
これから、粛々と人間ドックが再開される中で、食習慣や運動習慣のアドバイスをいつの頃から元に戻したものか、悩んでおります。
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