1ヶ月
明るい話題がほしい
楽しい話題がほしい
そんな目で日常を眺めるようにしたいと思ってブログを始めたのが2007年の暮れ。その気になったら、そんな話題の1つくらいは簡単に見つけ出せるはずだから、何とか意識して探そう!とがんばっていました。でも、日頃が安穏としていると忙しい毎日の中ではなかなか大それた幸せは見つけられないもので、徐々にその気持ちも薄れ、むしろよほど気持ちのタガを締めておかないとすぐにグチや批判ばかり思い浮かんでしまいます。
ところが、先般の大震災以来、あちこちに幸せが転がっていることに気づくようになりました。大地が揺らぎ、目の前で大きく軋む我が家の瓦が音を立てて弾き飛ばされた時、正直、家は崩れ落ちると思いました。少なくとも五体満足な形では残らないだろうと。でも、壁にヒビは入ったものの我が家は何とか持ち堪えてくれました。日本中の支援のおかげでライフラインも復旧し、今では曲がりなりにも普通に暮らせています。家族も皆無事で今を迎えられています。幸せなことです。昔通りにランナーたちが行き交うようになった近くの公園では、液状化と地割れの凸凹道路の中に気づけばあたり一面をシロツメグサが覆い尽くしていました。全くいなくなっていた湖面に鳥たちが少しずつ戻ってきました。日常が取り戻され始めている幸せを噛み締めています。
どうしたことでしょう。どんどん進んでいっていた私の腕時計の時刻が急に正確になりました。そういえば、職場のピッチの時刻はずっと5分も早かったのに、いつの間にか正確な時刻に変わりました。不思議です。
我が家のほんのちょっと東側に行けば、修羅場のような別世界が1ヶ月前とほとんど変わらない状態で残されています。そんな中で、明るい話題、楽しい話題ということ自体が不謹慎かもしれませんが、逆に余裕が出てきた者たちから少しでも明るい話題を取り戻していくことが大事なのではないかと思うようになった今日この頃です。とにかく、今日を迎えられている幸せにただただ感謝しております。
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