得と損
今回のゴールデンウィークは被災後の個人的な生活の立て直しのためにすべてを費やしました。遊ぶことも、勉強することも、ヒトのためになることも、ほとんどできませんでしたし、いまだに揺れる日々の中で生活しています。
そんな中、いろいろなことを毎日やっていきながら思ったことがあります。自分の人生の中で「損をした」と感じたことがどれほどあっただろうか?ということです。「得をした」と思うことはたくさんあります。今回の震災でも、仲間や仲間の友人などの力添えを得て、とても幸せな1ヶ月間を過ごせましたし、半世紀以上が過ぎたわたしの人生のほとんどがラッキーな順風満帆な日々でした。理不尽な仕打ちに怒りで思わずブチ切れることもありましたし、ずっと引き摺るような悲しい別れもたくさん経験しましたが、「損をした」と感じたことを今、思い出すことができません。
それでは、「勝ったな」と感じた経験はどうか。実はこれもあまり浮かんできません。「勝ち」とか「負け」とかに縁のない人生だったからといえばそうなのかもしれませんし、血気盛んな若いころのことをすっかり忘れているのかもしれませんが・・・「負けたな」と思うことは数多ありましたが「勝った」と感じたことが思い出せないのです。
こんなことだから出世しないのだろうな、と今さらながらに苦笑いしているアラカンおやじの最近なのでございます。
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