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不信

実は先日、ある保険組合を解約することになりました。

組合員全員に書類確認をしなければならない事態が起き、1、2ヶ月前から何度もメールが送られてきていました。まあ、詳細を書いていない唐突なメールなので放置していましたが、そこに今回の熊本大震災。〆切が迫る中、メールの最後に「※熊本地震の被災地域にお住まいの方は、特例措置といたしまして、〇月〇日で組合員資格を失うことはございません」という一文が加えられたのですが、その後もしつこく送られてくるメールの最後の文が一向に変わりません。「今は九州の一部の人間のことに気を遣っている余裕はない」と云わんばかりの形式的な付け足し文に我慢できなかったわたしは「機械的な付け足しではなくて、熊本はどうしろというのかきちんと書け!」と返信。そうしたら、翌日には担当者からわたしだけに宛てて長文の詳細メールが送られてきました。きちんと答えられるのに問い合わせるまでなぜ書かない? 一気にこの組織への不信感が湧いてきて払拭できなくなってしまったのです。

こういうことって世の中では珍しいことではありません。うちの組織でも同じようなことをしているかもしれませんが、「問い合わせさえすれば答えてやるけど一々書いていたらキリがない」という上から目線の仕打ちを受けたみじめな感覚は当事者になってみて初めてわかりました・・・「お手数ですが、該当する方は下記アドレスにお問い合わせください。詳細をご連絡します」という一文さえ加わればすんだことなのに・・・。

だいたい想像はつくのです。解約を申し出たとして、「ま、しょうがないよ。そんな細かいヒトは世の中にはいるものだ。そんな変人は辞めてもらって結構」と書類の向こう側で笑っているのですよ。ちょっとアタマにはきますけど、諦めることにしました。どんなに有利でメリットの多い条件だとしてもその組織に不信感が生じてしまったら、そこに関わることの意義をまったく感じなくなる。わたしは、そんな人間なのでございます。

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