くまモン
「幸い、私たちには『くまモン』がいます。くまモンが私たちを救ってくれます」
仁木先生がそう云ったとき、不覚にもわたしの目から涙があふれでてきました。そうなんです。私たちにはくまモンがいるんです。
震災の直後、くまモンは意図的に活動を休止しました。「今はそんな時期じゃないと判断したから」と県の関係者が語りました。私も正直そう思いました。「今、◯◯だモン!とか云われても、ちょっと・・・」という感じ。それでも、その後徐々に世間がくまモンを求め始めました。『くまモン頑張れ絵』はその最たるものかもしれません。そして、満を持してくまモンが活動を再開したとき、子どもたちも大人もみんなが弾けました。笑顔が溢れました。そうなんです。くまモンの力は絶大なのです。県外の人には本当の力がわからないかもしれません。やりたい放題やっている感のくまモンですし、「もうくまモンの時代じゃない」と云いたがる人がいますが、くまモンは存在そのものがくまモンなのです。
思えば、くまモンは東日本大震災の翌日にそっと生まれました。予定されていたことではないけれど、くまモンは生まれたときから癒しの使命を帯びました。もしかしたら彼は、あんなやつですけど、実はキリスト様のような仏様のような救世主なのかもしれないと思います。最近、復興の現場で再びたくさんくまモンの絵を見かけるようになりました。『がんばるモン♪』の姿を見ると、なぜか元気が湧き出てきます。
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