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ファーストキャリア

「ファーストキャリアを成功に導く」

ある専門学校のCMを見ていて、このキャッチコピーに目が留まりました。『ファーストキャリア』・・・社会人として第一歩を踏み出した場所は、自分の想像していたものに近かったでしょうか、それとも期待外れだったでしょうか。今年、熊本でファーストキャリアを迎えた皆さんは、とんでもないスタートだったでしょう。わたしの勤務する病院はまだ入職オリエンテーションが終わらないうちに震災で野戦病院化しました。「自分はとんでもないところに来てしまったんじゃないか」と後悔したフレッシャーズも少なくなかったと思います。わたしが産業医をしている企業でも、就職した途端に震災で、かまってもらえないまま大忙しになっていまだに何をしているのかわからないと訴える社員さんもおりました。

そんな中、入職2年目の若いお嬢さんと先日産業医面談をしました。「職場の雰囲気は最悪です」・・・彼女がそう語る部署が彼女のファーストキャリア。「皆さん、とても仕事ができて優秀だけど周りに対する優しさがない。コトバに思いやりがなくて・・・それに付いていけない自分が未熟なのだと分かっている。ずっと優しい恵まれた環境に育ってきたから、自分には免疫がないのだと思う」・・・時折、大粒の涙を流しながら最後まで淡々と語る彼女のキズはかなり深いことが分かります。そこまで客観的に自己分析できるのはアタマが良い証拠。学生時代から優等生だったと思います。ただ、社会人としては、妥協ができないその性格が周りに馴染めない。「考えが甘い」「幼い」などと評価されるのかもしれません。

大企業の最初にたまたま配属された部署・・・それは自分が希望したものではない。最初が違う部署なら違う人生だったかもしれないと考えるとかわいそうな気もしますが、それが”社会人”というものなのかもしれません。

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