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心疾患一次予防のスクリーニング

心血管疾患1次予防のためのスクリーニング、効果が高いのは

BMJ誌オンライン版2016年6月8日号に英国・リバプール大学から心血管疾患の発症や心血管死の予防効果が最も高くなるスクリーニング法を検討した結果が報告されていましたが、それによると、「喫煙者や不健康な食事摂取をしている集団に絞ると同時に、最も心血管疾患リスクの高いことで知られる貧困層にのみ実施すること」だそうです。

それはおそらく日本でも同様なのだと推測されます。ただ、最大の問題は、そういうリスクの高い集団は住民健診や特定健診を受けに来ない、ということです。無料だとしても受けないでしょう。お金を出したら少しは来るでしょうか? こちらから出向いて採血や検査をその場でさせてくれ、と押し売り的にアプローチしたら受けてくれるかもしれない(パチンコ屋とかに押しかけて採血した取り組みもあるやと聞いています)けれど、それでもその後、検査異常者を医療機関への受診行動にまで引っ張っていくことができるかどうか。病気は心配だけれどそれのために生活の文句を云われたり医療費を払ってクスリを飲んだりさせられるのは煩わしい、と思う人も少なくないでしょう。

人海戦術で治療を受けさせたり生活指導をしたりせねばならないのか、多数に行動変容させられる集団的なアプローチ法があるのか、そこまでをシュミレーションして費用対効果の判断をしないと、結局は机上の空論に終わりかねません。

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