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話し方

数か月前、ある若い女性タレントの学生時代の同級生の今を追いかける番組を見ました。さすがにそのタレントさんが才女であるだけあって、紹介された若い女性友達は二人ともバリバリのキャリアウーマンでクリエイティブな仕事の中心となって活躍していました。

その爽やかなキレ者女史の言動を見ていて感動したのは、コトバの一つ一つがとても丁寧だということ。こういう世代のやり手キャリアウーマンにありがちな早口でまくしたてるようなせっかちさが全く感じられず、多くを語るわけでもないのにキチンと趣旨を相手に伝えていること。育ちの良さがわかるのだけれど、かといってお嬢様系にありがちなゆったりおっとりすぎてかえって焦(じれ)ったくなる話し方とも全く違うのです。彼女たちが美人さんだったからというのもありますが(笑)、いつまでも話を聞いていたいなと思わせる話しぶりでした。ビジネスに成功するはずだなと納得しました。

文字も同じように感じることがあります。丁寧な書き方をする方と走り書きのような書き方をする方とがいます。才女にありがちな達筆だけど男っぽい走り書きのような文字も良いけれど、きちんとした楷書を見るとやっぱり清々しい。かといって、一文字一文字に時間がかかるようだと焦れったい。この心地良い頃合いのしゃべり方や書き方って、天性のモノなのでしょうか。なんか、いいですよねえ。

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