車線変更
「その中途半端な車間距離が一番危ないパターンなのよ。もっと近づいておかないと隣の車線から車が割り込んでくるでしょ! 」
自分の暴走族まがいの危険運転は棚に上げて(笑)、運転中に妻がよく助手席からそんな忠告をします。割り込みできそうなできそうになさそうな微妙な距離感で車間距離を空けているというのです。「でもこれより近いと前の車に圧力かけている感じがするからイヤなのよ」と反論すると、「この距離だと隣の車からは死角に入っているかもしれないよ!」と返されました。確かにそれはあるかもしれない。わたしも納得。交差点でも割り込みを許しそうな徐行(相手が突っ込んでくるかもしれないから用心して)をするとかえって出会い頭の衝突事故を起こす危険性が生じるから、絶対に割り込ませないぞオーラを出しておいた方が安全なのだと彼女は主張します。
車の運転に限らず、危険を未然に防ぐということは、こういうことなのかも。割り込んで来ないか注意するという前に、絶対に割り込ませない空気作り。盗めるかもしれないな~襲っちゃおうかな~と相手に考えさせる隙を見せないことが犯罪予防の第一歩ではあるけれど、それって総じて冷たい印象を与えて敬遠されがちになるなあ、襲われてもいいから人懐っこいお人好し感が好きだなあなんて思っていましたが、昨今の犯罪の凶悪さを考えれば、行動を諦めさせる空気作りに専念することが最大かつ唯一の防御策なのかもしれません。
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コメント
福島では車線を「譲る」のが当たり前です。他県にいたとき、「抜かれたら抜き返せ」「黄色突っ込め、赤勝負!」が普通と聞いてビックリしました(笑)。
ちなみに仮にも「軍事・武術・警備」のプロから言わせていただきますと、強盗でも痴漢でも狙っても大丈夫そうな奴を狙います。
私の元彼女は痴漢被害の常習犯で、いつぞやは奄美大島で…おっとっとここまでにしときます(あらぬ誤解を招きますので)。でも表沙汰になってない事件は無数にあります。
ですが、そうゆう奴らは看護狂員と一緒でイジメてもやり返しそうもない奴を嗅ぎ分けます。
江戸時代の侍のように日常的に危機意識を持つことが、今の日本人に必要とは思うのですが。別に武士階級はギスギスしたり、冷たかったりはしてなかった筈ですよ~。
投稿: コン | 2016年7月21日 (木) 07時19分
コンさん
ご進言ありがとうございます。
まあ、最近は、突っ込んでくるやつも昔ほど相手を見ないで思い立ったら突っ込んでくるバカモンが多いので、怖いといえば怖い。注意に越したことはありますまい。
投稿: ジャイ | 2016年7月21日 (木) 15時12分