機械たるもの
また職場のパソコンがバグりました。しょうがないなあと思いながら強制的にリスタートをかけます。スマートフォンや家庭のパソコンでも時々何も動かなくなってスイッチを入れ直すことが少なくありません。というか、ちと多くなった気がします。
むかしは、「機械たるもの、壊れないのが当たり前。特にコンピュータは精密機械なのだから、構造上のトラブルか製造ミスか、あるいは使い方が悪いかのどれかだ。根本的な原因究明をしないと、今に致命的な事態になるに違いない」と信じて疑いませんでしたから、「専門家のチェックを受けて何が原因かを探すべき。そうでないと不安でたまらない」と思っていました。きっと自分のものが不良品で、高いカネ払ってハズレ品をつかまされたに違いない!と。でも専門家のチェックを受けても決め手になる重大な異常は見つからず、「とりあえず様子をみてください」と云われてイラっとする。
でも最近こういうことが気にならなくなってきました。 スマホなんて、ちょっと反応が悪くなったらすぐにスイッチ切ってリスタート。自宅のパソコンは反応が悪くなったらそのまま放置プレイして、それでも機嫌が戻らなかったらリスタート。いろいろ悩むよりそれが一番の解決策で、それで何事もなかったかのように働いてくれるのだからいちいち「お前何でさっきできなかった?」と問いただす時間がもったいないと思います。
きっと、病気も似たようなものなんだと思います。あるべきでない不具合(症状)が出るのは、精密機械(人間の身体)に何らかのトラブルが生じたから。徹底的に原因究明しないと取り返しのつかないことになるのではないか?と不安になってドクターショッピング。でもこれといった原因が捕まらず、「とりあえず様子をみて」と云われて、「この、ヤブ医者!」となる。左下にして寝た時だけ起きるんだったら右下にすればいい。酒を飲んで起きるのなら飲まなければいい。精密機械だって(精密機械だからこそ)それくらいは許容範囲なんだと思う。せめて、自分の不具合の確実なリセット法だけは見つけておきたいものです。
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