理屈は常に明快
筆頭著者のIRCCS Istituto Neurologico Mediterraneo Neuromed(イタリア、ポッツィッリ)疫学・予防医学のGeorge Pounis氏はきっと、大のパスタ好きなんでしょうね。イタリアで主食であるパスタがダイエットの敵であるかのような風潮だが、適量のパスタは返って減量効果が強いことがわかった、という研究報告の紹介です。
「肥満の人は、1日あたりのパスタの消費量は多すぎる傾向がみられた」「減量を目指す人はパスタを避ける必要はない」というものです。パスタが悪いのではなく、パスタを食い過ぎるのが悪いのだ、適量は食った方が良いのだと強調したいのでしょう。「そりゃそうだよね。炭水化物は簡単に水とエネルギーに変わるんだから、『適量』に悪いモノなしだわ」と1人ツッコミするわたし。
世の食べもので『悪』はファストフードや精製加工製品だけであって、古来から存在するその土地の料理で今でも残っているものに健康に悪いものなどあるはずがありません。特にイタリア人にとってのパスタ、日本人にとっての米、カラダに良いに決まっています。ただただ、『悪』は”食いすぎる”行為だけ。酒も然り。きわめて明白な理屈・・・でも負けてしまうのは・・・ヒトが誘惑と煩悩に簡単に負けられるほどの金持ちになってしまったのが原因でしょうか。
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