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何でも屋?

ここのところ、本当にとっても忙しい。震災後に延期をお願いした受診予定者の方々の分が上乗せされているからです。朝からずっと忙しい。すると、 突然、目があったアテンダントのお嬢さんが私に「診察をしてくれ」と云う。「はいはい」と文句も云わずに受診票を受け取ったのだけどその後も何人も診察が続く。「おいおいちょっと待て。今日の診察担当は俺じゃないぞ。サブの担当者も他におるやろ!何でいつまでも俺なん?」とココロの中で反論。やっと終わったと思ったらルーチンの自分の仕事を押し付けられ、山ほどある読影の時間をどんどん削られていく。「オレは、何でも屋か!」とグチのひとつも云いたくもなるのをぐっと抑える。

「健診の診察や結果説明や読影や、毎日いろんなことをさせられるのがなんか雑用係みたいな扱いでイヤだ! 自分の専門領域の検査をもっとしたいのに、それは他の若手にとられて自分には誰でもできるような雑用ばかり回ってくるので面白くない!」と云って辞めていったドクターも何人かいます。「ボクもとうとうそれと同じ境遇になってしまったのかな」・・・結局午前中にノルマの読影が終わらずに昼休み返上になりそうな状況になったとき、そうつぶやきました。

でも、別に苛立ちはしません。何でも頼まれるのは信頼の証。自分でなくてもできる仕事をさせられるのは自分の存在価値がないからではなく、自分だから頼まれているのだと思うべき。いろいろ頼まれるのは、いろいろできる能力があると認めてくれているからです。「専門しかできないヤツはスペシャリストのようで、単なる未熟者。オールマイティにできるほど、真のスペシャリストだ!」・・・そう考えると、私もいつの間にかいろいろできるようになったんだなあと感激します。この職場に来たときには心臓のことしかできなかったのに・・・。

自分だけ頼まれる頻度も種類も他のドクターよりダントツに多いような気がするとしたら、それは不公平で損なのではなく、自分の存在価値の高さを証明していると勝手に思うことにしています(笑)

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