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紙とディスプレイの違い

先日、フェイスブックからの情報で「“タブレットで勉強” ってほんとうに効果はあるの?」というコラム(本橋儀貞氏)を読む機会がありました。Study Hackerという受験生向けサイトの一ページです。内容は、勉強するのにスマホやタブレット端末の文字を読むのと紙に書かれた文字を読むのとではどちらが効果的か?というものなのですが、その中で使われていた社会学者有馬哲夫氏の著書(有馬哲夫著(2007),『世界のしくみが見える「メディア論」―有馬哲夫教授の早大講義録』, 宝島社)の引用がとても合点できたので、一部をそのまま転載します。 ディスプレイを読むのは透過光、紙に書かれた文字を読む時が反射光です。

紙に印刷して読むとき──つまり、反射光で文字を読むとき、私たちの受容モードは自動的に、そして脳生理学的に「分析モード」になり、心理的モードは「批判モード」に切り替わる。したがって、ミスプリントを見つけやすい。(中略)(透過光でものを見た時)私たちの認識モードは、自動的にパターン認識モード、くつろぎモードに切り替わります。

パターン認識モードとは、細かい部分は多少無視して、全体的なパターンや流れを追うような読み取り方をいいます。分析モードの対極にあるもので、多量の情報を短時間に処理しなければならないときは、このモードになりやすいといえます。(中略)ここから、私たちが透過光で文字を読む場合は、何となく全体の流れを追うだけになってしまい、細部にあまり注意を向けることはできません。したがって、ミスプリントを見逃してしまうということになります。

わたしは上司から、「君の誤字脱字を見つける能力は異常だよね」と云われたことがありますが、これはわたしがいつも「分析モード」で文章を読んでいるからだと思います。たしかにメールで送られてきた公文書をパソコン上で読んでいるときには気づかないまちがいを、紙文書として回覧されてくると簡単にみつけられます。とても合点がいく理屈なのですが、それでは何故ほかの連中は誤字脱字を見つけられないの?という疑問。最後の最後に回ってきたわたしが初めて見つけ出す間違いの何と多いことか。みんな、紙だろうとパソコンだろうと、いつも「くつろぎモード」でさら~っとしか読んでないんじゃないのかしら?

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