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コラムの質

この約10年ちょっとの間にいくつかの機関誌に掲載されたわたしのコラムが、今月掲載分を含めてちょうど40編になりました。次のネタを考えるうえで今までの文章を読んでみたくて、たまたま保存していたものを改めて取り出してみたところです。自分の施設の機関誌に18編、創刊されてすぐに廃刊になった雑誌に4編(1編は未発表のまま)、そして現在投稿を続けている某団体の機関誌に18編です。

いや、実は、2年ほど休止していた投稿を今年の初夏から再開させてもらったのだけれど、何か内容に深さがなくて陳腐な安っぽい文章になってきた気がしてならなくなったのです。だから、昔はどうだったのか、もう一度初心に戻ろうという想いで40編のコラムを順番に読んでみました。

自分で云うのもなんですが、いい仕事してます(した)ね。自分の書いた文章なのについ読みふけって、感動して涙したりして。どれも冒頭がいい。そして見事に起承転結が構成されているし、ウイットに富んでいてなかなか深い。当たり外れなく毎編が傑作です・・・ホントにわたしがこんな文章書いたのかな?と自分を疑いたくなるものも数編。

さて困った。書き物を生業にしているわけではないのだから、ほどほどで良いことはわかっていますが、あまりに質が落ちていることに気づいて、かえって次が書けなくなってしまう懸念があります。少なくとも、”初心に戻る”気でいるのなら、もう少し早めに書き始めよう。内容をもっと吟味してから書き始めよう。そして、むかしのように日頃からネタを探す目で辺りを見回す洞察力を意識しよう、と思った次第です。なにしろ最近は〆切の数日前からネタを考え始めて、このブログのバックナンバーをいくつか見繕ってきてそれをつないで体裁を整えているだけなのですから。反省、しきりです。

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