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何が起きるかわからないからこそ

来週、退職前の企業職員夫婦を対象に講話を依頼されています。毎年のことなのにとうとう自分より年下の世代に話す年回りになりました。何度もここでも書いてきましたが、話のトーンが年々変わってきているのがわかります。「生活習慣病の予防と対策」がテーマなので病気のはなしをしなければならないのは確かですが、『病気』の姿をどうとらえるのか、自分の実際の人生であることを考えると、自ずと理屈ばかり話している訳にはいきません。

先日、4歳上の姉が大腸がんに罹って手術を受けました。人工肛門は免れましたが直腸をほとんど切除したので便意が分かりにくくて外出に苦慮すると嘆いていました。2ヶ月前には高校時代の同級生が悪性リンパ腫で他界しました。そんな世代になり、周りにはこんな話ばかり。でも、「だから、日頃から健全な生活に注意した上できちんと健診を受けましょう」などという話はしたくない。そうじゃない。何が起きるか分からない世代になったからこそ、毎日を悔いなきように生きることが大切なのだ、ということを再認識してもらいたい、と思います。

熊本県民は、7か月前に未曽有の大地震の連続攻撃を受けました。「いつ何が起きるかわからないのだから、ちまちまと食事制限なんかしても意味がない。やりたいことをやり、食べたいものをたらふく食うことに決めたんだ」という意見にも言及しなければなりません。やりたいことはどんどんやればいい。でも、食べたいものを食べるのなら、最後の一噛みまで大切にしたい。いつ何が起きるか分からないのに、好きなものを味も分からず腹に投げ込むのは勿体なさすぎるから、もっと大切に最後の最後まで噛み尽くしましょう!

ということを、嫌味なくお伝えするにはどうしたらいいのか。1週間ほど悩むことになります。

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心と体」カテゴリの記事

コメント

 再び地震に見舞われた福島のコンです(笑)。以前、准看護師として病院に勤務し、人の健康(運命?)はコントロール可能だと思っていました。
 いい加減に歳をくって悟ったことは、
 「災難に遭う時節には遭うがよく候。死ぬ時節には死ぬがよく候」
 良寛の言葉です。
 
 タバコをブカブカ吸ってても長生きする奴は長生きします。健康に気を遣ってても癌で早死にする人も多数おります。世間一般に言う善人?が不慮の事故やトンデモナイ不幸に見舞われ、忌み嫌われてる悪党?が我が世の春を謳歌してたりします。

 元々人生とは想定外。もはや人間であるわたくしの関与するところではございません。神の領域です。ただ、目の前で苦しんでる人に鍼を打つことはやめないつもりです。


投稿: コン | 2016年11月23日 (水) 08時46分

コンさん

おはようございます。一昨日の地震報道には早朝からビビりました。熊本でも昨夜に地響きのする地震ありまして(私は近くの温泉に浸かっていたので気づきませんでしたが)、何が起きてもしょうがないさと達観する方向に神様が鍛錬してくださっておるのだろうと思うております(笑) 突然冬らしくなろうとしてります。ますますご自愛くださいませ。

投稿: ジャイ | 2016年11月24日 (木) 06時29分

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