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日本緑内障学会

眼圧だけじゃない、多様な緑内障関連因子

人間ドックに従事していない限り興味すらわかない分野ですが、緑内障、特に日本人の場合は眼圧が上がらない『正常眼圧緑内障』が意外に多くて、失明の大きな原因になっています。だからこそ、健診や人間ドックでは眼圧だけでなく眼底検査からでも緑内障を疑って眼科受診を勧めることが著しく増えています。そんな中、この記事のような内容は雑学として知っておかなければなりません。

「緑内障は網膜の細動静脈径が細いほど起こりやすい(山形大学)」というのは、もともとの体質の問題なのかしら? 『細動脈狭細化』というのは高血圧性動脈硬化変化の代表なのですけれど、これは「高血圧の人は緑内障になりやすい」というのとは違うのでしょうか(そういう言及がないから違うのか)。でも東邦大学大森病院の検討から、Mets(メタボリックシンドローム)と大血管硬化が眼血流変化をもたらし、「緑内障が発症するメカニズムには、Metsや動脈硬化という全身因子と眼血流の変化が深く関与していると見られる」という考察がなされているということは、結局は高血圧とも無関係ではないということではあるまいか。

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