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睡眠

わたしたち夫婦の共通の友人Y子さん。先日我が家に遊びに来たときに云いました。

「こないだのテレビ見た? Mちゃん(わたしの妻)のやり方は大正解だったね。Mちゃんみたいに眠くなってから床に就くのが良いんだってよ」

確かに妻は夜中の一時二時まで起きている宵っ張りです。でも、その事より前に、「眠くなってから床に就くべし」というのは現代社会では常識中の常識(以前は、「眠くなくても横になれば少なくともカラダは休まる」と思われていましたが、それは間違いだそうです)。何を今さら、と二人の会話を聞きながら鼻で笑っていましたが、話にはもう少し続きがありました。

「あら、Y子さんは眠くなくても床に就くの?」
「うん。翌朝のことを考えると、『そろそろ寝とかなきゃ』って思うから」
「へえ」
「でもまあ、布団に入ったら、途端に眠ってしまうけどね(笑)」

どっちかというとそっちの方が健康なんじゃないのかしら? 睡眠学はどんどん進化してマスコミがどんどん情報を流すから、世間の皆さんみんなが学者さんのように理屈を並べるけれど、睡眠は理屈じゃない。「カラダが欲するに従うべし」というだけのはなし・・・更年期オバサン二人の会話を聞きながら、そんなことを思った次第です。

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