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ほっこり?

「なにかこのほほえましい光景をみているとほっこりしますよね」

最近この『ほっこり』というコトバをよく聞くようになりました。辞書には『いかにも暖かそうなさま、ふくよかなさま』と書かれてます。「心が温かい気持ちになって癒される」という意味で使っているようで、殺伐としてストレスまみれの現代社会の中ではこのコトバが使えるシテュエーションを皆が求めているのでしょう。

でも、わたしはあまり好きなコトバではありません。これがもともと京都ことばで、本来は『(精神的に)疲れた、しんどい』の意味だとか、『カラダは疲れているけれど心地よい充足感がある適度な疲れ』というニュアンスだとか、そういう理屈は今回これを書くために検索して初めて知りました。だから、わたしが好きになれない理由はそんなものではありません。

「癒される」というコトバもそうなのですが、何か軽々しい感じが伝わってくるのがイヤなんでしょう。今のこれは、もっともっと本当に感動して心から安堵のため息をつける、思わず涙が溢れでる状況なのに、そこで「ほっこり」とか「癒される」とかでくくって欲しくないのだよ、と感じることが多くて。おそらく、「ほっこり」も「癒される」も本来はそんな深い使い方をするためのコトバだと思われるのに、皆が流行に乗って何でもかんでも簡単に使うものだから、いつしか軽々しいコトバに成り下がってしまったんじゃないかと、自分では勝手に解釈しています。「ほっこりする」は「ホッとする」と似ているし語感が柔らかいから何となく混同して使っているのかしら。

まあ、明るい心温まる話題にしか使わないのだから、それがたくさん聞こえてくることはいいことなのでしょうけれど。わたしが使うことはまずないと思うのですけれど、せめて、アナウンサーの皆さんは流行に乗りすぎずに吟味して使って欲しいなと思う次第です。

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