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写真は何でも美化できる?

庭の梅の花が綺麗だったのでアップで撮ってSNSに上げました。とてもいい絵だと思いました。みなさんも褒めてくれて「いいね」をたくさんくれました。でも、実はその周りの花はほとんど咲いてなくて、つぼみもチラホラ程度。とっても貧相な全景なのだけれど、写真はいいところだけ切り取れるのです。むかし、庭に綺麗に咲いたバラの花に目がいく妻とその花の下に転がるワンのウンチが気になるわたしの違いを書きましたが、写真も切り取るポイントによって全く違うことが伝えられる・・・怖いなと思います。

でもその一方で、写真の怖さは逆に何でもかんでも平等かつ正確に写してしまうところにあるとも云えます。実際に肉眼で見ると若くて綺麗だと感じるタレントさんが、テレビではシワの一つ一つまで見えて年齢そのままに映し出されてしまう残酷さ。

実物がどうであれ、せっかく切り取って残すのであれば、できるだけ綺麗で印象的な方がいい。写真を撮るときに心がけておきたいポイントだと思います。

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