« 炭水化物と腸内細菌 | トップページ | 普遍化はパターン認識とは違う(前) »

穀物繊維

(つづき)

まったく別の機会に聞こえてくる新しい知識は、二回目に確実にわたしの知識になります。今回の西沢氏のお話の中に、穀物繊維のはなしが出てきて、「また、これか」と思いました。

「食物繊維が大切だということは認知されてきましたが、日本人は穀物から摂る食物繊維が激減しています。野菜類から摂る食物繊維は増えているのに、穀物からは減っている。ところが、2型糖尿病リスクを減らせるのは野菜からの食物繊維ではなく、穀物からの食物繊維なのです」

「『全粒穀物』を語るとき、今は大麦の話が出ます。麦は精米するので全粒穀物に入らないように思えますが、実はとても特殊な穀物で、表面の膜が簡単にははがれないのです。求められる食物繊維9グラム/日をまともに摂ろうとすると現実的ではないからサプリに頼ることになりますが、麦ごはんなら、三割麦ごはん(3グラム)×3杯で達成できます」

糖質摂取は「カットする」ということよりも、「どういうものを摂るか」が重要なのです。

とても勉強になりました。

ついでに、これを書きながら、またamazonで本を買ってしまいました。

腸科学~健康な人生を支える細菌の育て方
欧米人とはこんなに違った日本人の「体質」

|

« 炭水化物と腸内細菌 | トップページ | 普遍化はパターン認識とは違う(前) »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 炭水化物と腸内細菌 | トップページ | 普遍化はパターン認識とは違う(前) »