ストレスと大病(後)
(つづき)
職場環境が良くなって皆が長く働くようになった(自ずと年寄りが多くなった)とか、社会環境自体が腫瘍を増やす要因になっているとか、医療現場の専門医の意見はまことしやかにそんな感じなのかもしれないけれど、わたしの意見は違います。
最大の要因は、過剰なストレスと過剰な消毒に違いないと信じています。どちらも明らかに体内の免疫系を破壊し、普通の人よりも腫瘍や生活習慣病になり易いはずです。だから、もしもここで勤務することがなければ彼らはもしかしたらこんな病気には罹らなかったかもしれない。そう思うととてもココロが痛みます。でも、だからうちの職場環境が悪いと云いたいわけではありません。高度医療の高い水準を維持するためには毎日がストレスフルな日々であるのは致し方なく、これでも一時期に比べればワークライフバランスを重視する環境が整いつつある昨今です。消毒が自らの身体を蝕む(いわゆる経皮毒)のだとしても、だからといって衛生観念をいい加減にしていては感染予防は成立しません。如何ともしがたいジレンマの世界。唯一の対抗策は、あまり長く働かないことなのかもしれませんが、それは一番寂しい選択肢・・・診察中にそんなこと考えながら、ココロを痛めているわたしです。
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