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睡眠薬と糖尿病

NHK「ガッテン!」に睡眠学会が反論 糖尿病治療に使うのは適応外

残念ながら番組そのものを見なかったのですが、ちまたで一気に話題になったトラブル。某睡眠薬を使用すると血糖が改善して糖尿病の治療や予防に有効である、という内容になったことに対して、日本睡眠学会が反論を出して、NHKが慌てて謝罪したらしいですね。天下のNHK、しかも健康志向の人でなくてもファンの多い『ガッテン!』の内容となると、さすがに軽率すぎた大チョンボではあります。

もっとも、昔の民放某健康番組のような”データねつ造”とは違いますから、云っていることは正しいのでしょう。簡単に云えば、睡眠の質が生活習慣病を克服する大きな要素・・・今や、糖尿病も高血圧もメタボもうつもがんも、みんな睡眠で語れる時代になっているのだということを説明しているのだと思います。短絡的に「この睡眠薬を飲めば糖尿病が治る」「糖尿病の治療のために睡眠薬を処方してもらえる」と誤解されたり、睡眠薬は糖尿病治療の保険適応がないのに外来で要求される危険性があるなどと騒ぎ立てているところに、ちょっと閉口してしまうわたしです。糖尿病や高血圧の患者さんは睡眠障害の人が多いから処方を受けている人も多いでしょう。でも、処方する医者がいい加減なヤツでなければ問題ないと思います。逆に、番組で取り上げるほどの効能が「眠る」という行為にはあるのだから睡眠薬を服用することに躊躇しない方がいい、という論点もあり得る気もします。

最近の健康番組は、ちょっと表現の仕方が無頓着で、興味を引きそうなフレーズを台本に書いたり、何も吟味していない司会者の思いつき発言を自由にさせたりしている感があって、危険ではあります(NHKはその点、何度もリハーサルをするはずなのに)。ちょうど、政治家さんが何も考えずに思いつきで発現して大バッシングを受けるのに似ています。だから、見ている人もそんなつもりでほどほどの受け止め方をしておかないと、後で無意味に不安にさせられたりしますよ。

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