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トラウマのフラッシュバック

我が家の8歳半になる愛犬の様子が急におかしくなったのは、いつもの散歩コースの大好きな動物園の近くを通っていた時のことでした。突然、何かで鉄板を叩くような大きな音がして、その音に驚いて飛び跳ねた時からです。その後は、大好きだったあのコースの方向に行こうとするだけで断固拒否、強引に引っ張ろうとしようものなら頑なに地面にしがみついて抵抗します。

あの音は解体工事中の家屋から聞こえてきました。今、熊本では昨年の大地震で被害を受けた家屋の解体工事が本格的になっています。でも、この突き上げるような地鳴りのごとき大きな音は、そのままあの時の恐怖を呼び覚ますに十分でした。少なくとも我が家の愛犬は、あの時、大きな音と地鳴りの度に瓦が崩れ落ち家屋が崩れていく中で逃げ惑った恐怖心を脳裏に呼び戻させてしまったようです。いまや、解体工事の音だけでなく、小学校の体育館でバスケットボールをつく音や車がマンホールを踏む音にすらビクついて血相を変えるようになってしまいました。

そんな不憫な彼女を見るにつけ、今年の夏に復活を計画してるという熊本市の花火大会のことを思うと憂鬱です。花火会場が我が家のすぐ近くであるので我が家は特等席です。でも、今年もし復活するとしたら、わたしたちは早々に隣りの市まで逃げるしかないな、と話しています。愛犬が制御不可能になることは目に見えているからです。ただ、彼女の様子を見ていると、ことはうちのワンコの問題だけではない気がします。子どもたちの中にも同じようにあの花火の音を聞いた途端にフラッシュバックする子がたくさん居るのではないか、と懸念します。それを考えると、復興花火大会はもう少し先延ばしにしてもらえないものだろうか、というのが切実な想いです。

今日は、東日本大震災から6年めの記念日。節目の度に放映されるあの時の動画に今でも賛否両論ある、その本意・・・当事者にはきわめて深刻な問題だと云うことがやっとわかった気がしました。

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