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糖尿病と認知症

認知症リスクへの糖尿病・高血圧・脂質異常症の影響

糖尿病を有する患者さんは糖尿病に高血圧や脂質異常を伴っていてもいなくても認知症リスクに有意差はないけれど、糖尿病を有さない高血圧や脂質異常はそれがあるかないかで認知症リスクが明らかに異なる、というコホート研究が紹介されていました(台北医学大学Yen-Chun Fanら、Alzheimer's research & therapy誌2017年2月6日号)。「糖尿病発症に続く高血圧症や脂質異常症の発症は糖尿病発症の2次的なものでインスリン抵抗性を介在する可能性があり、認知症リスクをさらに高めることはない」「糖尿病自体(高血糖の全身的な影響)が認知症リスク増加の主な原因かもしれない」というもの。

ま、簡単に云えば、高血圧症の治療中で脂質異常を有するわたしは、糖尿病がないからといって楽観視できず、というかかなり高い確率で認知症になりやすいということですな。妻にしっかりと伝えておかなければなりますまい。

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