ヒューマンエラー
健診の結果報告書を発行する部門の担当者から、お叱りを受けました。最終チェックをしていると、検査所見の入力忘れや入力ミス、誤字脱字が医者とナースに特に多いというのです。もちろん、直接診断をしたり所見を書いたりする立場なので、仕事量自体が明らかに多くその分ミスに遭遇する機会も多くなるのは当たり前といえば当たり前なのですが、担当者はそれを許してくれません。結果報告書は信用に関わる大事な商品なのだから、ミスは可能な限りゼロに近づけてほしいと云うのです。
彼らは「注意すれば間違わないはず」と云うのですが、若い人にはわからないさ、パソコンのタイプミスやクリック位置が微妙にずれる理由が。自分ではそこに向かって指を動かしているのに、最後の最後の着地点が微妙にずれるのさ。それは注意散漫なのではなくて、歳。最後まで確認していたら間違わないはず、と思っているようだけど、そうじゃない。わたしだって、最後の最後の着地点にクリックしたことを確認したのに、後でとなりをクリックしていると指摘されたことは何度もある。「あれ? ちゃんと確認したのに」とむかしは言い訳してたけど、云わないことにしている。どうせ、わかってくれないから。
だから、わたしたちのような年寄りに働かせる以上は、ヒューマンエラーは起きて当たり前と思ってくれないと。うちの組織の素晴らしいことは、そんなエラーがあっても、ちゃんと最後に見つけ出してことなきを得てくれること。最後の最後に訂正できるのなら、それでオッケーじゃなかろうかな。
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