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ネットの弊害

先日脳ドックを受診された女性の方。急に考えがまとまらなくなったり今聞いたことをすぐ忘れたりするようになったから、色々な専門医を受診して調べてもらったけれど特に脳には異常がないと云われ、内服薬を処方されたけれどそれを飲むと眠くなって運転ができなくなるとの訴え。「だから一度徹底的に調べてもらおうと思って受診しました」という受診目的は全く当を得ていないわけですが、さらに聞いていくと、「心配だからネットで調べてみた」という。すると、「それは海馬が破壊されているからだとか、その薬は一生飲んでおく薬だとか書かれていて、読んでいくうちに怖くなった」とのこと。

ダメですよ、そんな時にネットに助けを求めては。ネットには必ず一番厳しい内容しか書かれていないのです。軽いことも書いてあるだろうけれど必要に迫られて読んでいる人には見えません。不安だから検索した以上、一番悪いことしか目に入らないもの。しかも、それを読んだ後はどんな専門医が詳しく検査してくれて問題ないと云ってくれても、芯から安心できなくなるものです。これでは、自分の悩みは絶対に解決しません。

ネットで見た不安は、外来主治医がいるのならその先生に質問しないと何も良くならないということをわかっていただきたい。飲み薬も、運転できないから飲めない、と伝えて欲しい。もしそれができそうにない相手なら、医者を変えた方がいいと思います。

「先生は、『脳が疲れてしまっているから、何か好きなことだけやってください』というから本など買ったけどなかなか読む勇気がなくて」という彼女。まさかそれ、小説や趣味の本ではなくて、病気の本とか健康のハウツー本とかじゃないでしょうね? 病気のことから離れないと意味ないですからね!

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