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腹が減ると眠くなる

「どうしてだろう、異常に眠いんだよね」と云って、二週間ほど前の土曜日の昼下がりに妻が仮眠を取りに寝室に上がって行きました。こういう場合、最初に注意すべきは睡眠時無呼吸症候群なのでしょうが、夜の様子が以前と変わった印象はありません。もっとも真夜中の睡眠事情は間違いなくわたしの方が悪いはずで、自分も寝てしまっているので正確なところはわかりません。

でも、今の彼女を襲っている原因として一番可能性が高いのは、明確な低炭水化物ダイエット(ケトン体ダイエット)だと思います。炭水化物は文字通り炭と水ですので単純にエネルギー源となります。低炭水化物ダイエットはそのエネルギー源を入れないことで、脂肪を燃焼させて新たなエネルギーを作り出す作業です。彼女の場合、ちとエネルギー源が不足し過ぎているのだと思うのです。

それはそれで良いとして、「睡眠の質を上げるためには寝る前にあまり食べないのが基本です」と云うと、「腹が減ったら眠れない。たらふく食ったらすぐに眠くなるけど」とよく反論されます。でも、それは間違いです。アタマが否定させようとしているだけ。血糖値を上げてしまうと睡眠を促すホルモン系が出なくなってむしろ自律神経系が高ぶってしまいます。食わずにエネルギー源が少なくなれば、カラダは無駄なエネルギーを使わないように制御し始めますから、必ず眠くなるはずなのです。腹が減ってイライラして眠れない人は、駄々をこねてなんとかしようとしているお子ちゃまアタマの持ち主なのだけれど、それでも何日か我慢しておけば、すぐに観念してがっつり良い眠りができるようになると思います。そうなると、朝は腹が減って目が覚めて、美味しくガッツリ朝食を食べて、活力ある1日を始められることでしょう。めでたし、めでたし。

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